diff --git a/sutera/14_network-personal-auth_ja-jp.md b/sutera/14_network-personal-auth_ja-jp.md new file mode 100644 index 0000000..f08a963 --- /dev/null +++ b/sutera/14_network-personal-auth_ja-jp.md @@ -0,0 +1,32 @@ + +# Suteraネットワークでの個人の認証 + +ここではSuteraネットワークが個人を認証する要素について説明します。 + +## イントロダクション + +第一に、Suteraネットワークでは全ての参加者がゼロトラストにあたるため、個人が自分を証明するために電子署名を利用します。 + +## 電子署名と個人ユーザーのつながり + +Suteraネットワークの電子署名には公開鍵署名が使用されます。 + +各ユーザーのIDは、各ユーザーが生成した公開鍵となります。 + +このため理論上は2^256人分のユーザー登録でき、他のユーザーとIDが重複することは確率的にほぼゼロになります。 + +そして各ユーザーは個人の電子署名によって自身を証明でき、なりすましをすることが困難になります。 + +ここで重要なのは、公開鍵を生成するためには秘密鍵が必須ですが、生成された秘密鍵は各ユーザーのローカルにのみ保存され外部に公開されることは絶対にありません。 + +## SuteraIdentity + +前述した各ユーザーのIDが単なる16進数では個人を認識することが困難であるため、SuteraにはSuteraIdentityと呼ばれる認証子が存在します。 + +電子署名の将来的な変更のために、認証子にはバージョンがあります。 + +またフォーマット中に存在する人間にとって認識しやすくする要素である{display_name}は認証に関与しません。 + +|バージョン|フォーマット|例| +|-----|-----|-----| +|v1|`{type}@{display_name}.sutera-identity-v1.{verifying_key}`|`suteravr-bloom@SuteraVR.sutera-identity-v1.${TODO: SuteraVR's public key here}`|