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Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2 は、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための広範囲に及ぶ推奨事項を網羅している。このガイドラインに従うことで、全盲又はロービジョン、ろう又は難聴、運動制限、発話困難、光感受性発作及びこれらの組合せ、並びに学習障害及び認知限界への一部の適応を含んだ、様々な障害のある人に対して、コンテンツをアクセシブルにすることができる。しかし、これらの障害のある人に対するあらゆる利用者のニーズに対処するものではない。このガイドラインは、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、及びモバイルデバイス上のウェブコンテンツのアクセシビリティを扱う。このガイドラインに従うことは、一般にウェブコンテンツが利用者にとってより使いやすいものにもなる。
- -WCAG 2.2 の達成基準は、技術に依存しない検証可能なものとして記述されている。特定の技術において達成基準を満たすためのガイドは、達成基準を理解するための一般的な情報とあわせて、別の文書群として提供している。イントロダクション並びに WCAG の達成方法及び教育資料については、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。
- -WCAG 2.2 は、2018 年 6 月に W3C 勧告として発行された、Web Content Accessibility Guidelines 2.1 [WCAG21] を拡張するものである。WCAG 2.2 に適合するコンテンツは、WCAG 2.0 及び WCAG 2.1 にも適合する。ワーキンググループは、WCAG 2.0 又は WCAG 2.1 への適合を要求する方針に対して、WCAG 2.2 が適合の代替手段を提供できることを意図している。WCAG 2.2 の発行は、WCAG 2.0 又は WCAG 2.1 を廃止又は置き換えるものではない。WCAG 2.0 及び WCAG 2.1 は W3C 勧告として残されているが、W3C は、アクセシビリティの取組みについて将来の適用性を最大にするために WCAG 2.2 の使用を勧める。W3C はまた、ウェブアクセシビリティ指針を改良又は更新するときに、WCAG の最新版の使用を奨励する。
- -この節では、この文書の発行された時点でのステータスを説明する。現行の W3C の発行文書、及び、この技術レポートの最新版は、https://www.w3.org/TR/ にある W3C technical reports index で参照可能である。
- -コメントするためには、 W3C WCAG GitHub リポジトリにイシューを提出していただきたい。この文書で提案されている達成基準は、議論が続いているイシューを参照しているが、ワーキンググループは、パブリックコメントをコメントごとに一つの新しいイシューとして提出するよう要請する。GitHub アカウントを作成してイシューを提出することは自由である。GitHub でイシューの提出が実現できない場合、public-agwg-comments@w3.org (comment archive) へ電子メールを送付していただきたい。
- -この文書は Accessibility Guidelines Working Group によって、Recommendation track を使用した勧告として公開された。
W3C は、この仕様を Web 標準として広く展開することを推奨する。
W3C 勧告は、広範な合意形成を経て W3C とその会員によって承認された仕様であり、ワーキンググループのメンバーから実装に対する royalty-free licensing が約束されている。
この文書は 1 August 2017 W3C Patent Policy の下で活動するグループによって作成された。W3C では、ワーキンググループの成果物に関係する public list of any patent disclosures を管理しており、そのページには特許開示にあたっての指示も含まれている。ある特許について現実に認識を有する者が、その特許に Essential Claim(s) が含まれていると判断した場合、 W3C Patent Policy の section 6 に従って、その情報を開示することが求められる。
この文書は、 12 June 2023 W3C Process Document に従っている。
この節は規定ではない。
- - - -Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2 は、ウェブコンテンツを障害のある人にとってよりアクセシブルにする方法を定義している。アクセシビリティは、視覚、聴覚、身体、発話、認知、言語、学習、神経の障害を含む、広範な障害に関係している。このガイドラインは、広範囲に及ぶ事項を網羅しているが、障害のすべての種類、程度、組合せからくるニーズを満たすことはできない。また、このガイドラインは、加齢により能力が変化している高齢者にとってもウェブコンテンツをより使いやすくするものであるとともに、しばしば利用者全般のユーザビリティを向上させる。
- -WCAG 2.2 は、ウェブコンテンツのアクセシビリティに対して、様々な国の個人、組織、政府のニーズを満たすような共通の基準を提供することを目的として、 W3C process に従って世界中の個人及び組織の協力のもと作成されている。WCAG 2.2 は、WCAG 2.0 [WCAG20] 及び WCAG 2.1 [WCAG21] をベースに、さらに WCAG 1.0 [WAI-WEBCONTENT] をベースに順に作られており、現在及び将来の様々なウェブ技術に広く適用され、自動テストと人間による評価の組み合わせでテスト可能になるように設計されている。WCAG のイントロダクションとしては、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。
- - -認知、言語、及び学習障害に対処するための追加の達成基準を定義するにあたり、勧告策定期間の短さに加えて、勧告案のテスト可能性や実装可能性、国際的な観点からの検討について合意形成に至る際の課題など、重大な課題に向き合うこととなった。こうした領域については、WCAG の将来の版で検討が継続されることになる。コンテンツ制作者においては、学習障害、認知障害、ロービジョンなど障害のある人のインクルージョンを向上するための補足的なガイダンスを参照することを推奨する。
- - -ウェブアクセシビリティは、アクセシブルなコンテンツだけではなく、アクセシブルなウェブブラウザやその他のユーザエージェントにも依存している。そして、オーサリングツールもウェブアクセシビリティにおいて重要な役割を担っている。ウェブ開発やインタラクションを構成するこれらの要素が相互にどのように関係しているかの概要については、以下を参照:
- -この文書で WCAG 2
を表す場合、2 で始まる WCAG の全てのバージョンを表すことを意図している。
WCAG を用いる個人や組織は実に幅広く、ウェブデザイナーや開発者、政策立案者、調達担当者、教師、及び生徒などが含まれる。これらの人たちの様々なニーズに応えるために WCAG 2.0 では、 原則、一般的な ガイドライン 、検証可能な達成基準 、十分な達成方法、参考達成方法、及びよくある失敗例を示した豊富な文書群を含む様々なレイヤーのガイダンスが、事例や参考リンク及びコードとともに提供されている。
- -原則 - 最上位には、ウェブアクセシビリティの土台となる四つの原則がある: 知覚可能、操作可能、理解可能、及び堅牢 (robust) 。あわせて、Understanding the Four Principles of Accessibility も参照。
- -ガイドライン - 原則の下にあるのがガイドラインである。13 のガイドラインは、様々な障害のある利用者に対してコンテンツをよりアクセシブルにするためにコンテンツ制作者が取り組むべき基本的な目標を提供している。これらのガイドラインは検証可能ではないが、コンテンツ制作者が達成基準を理解し、より適した達成方法を用いることができるように、全体的な枠組みや全般的な目的を提供するものである。
- -達成基準 - 各ガイドラインには、検証可能な達成基準が設けられており、デザイン仕様検討、調達、基準策定、及び契約上の合意などにあたりその要件や適合試験が必要となる際に WCAG 2.2 を用いることが可能である。様々な利用者層や状況からくるニーズを満たすために、三つの適合レベルが定義されている: A (最低レベル)、AA、AAA (最高レベル)。WCAG のレベルに関する補足情報は、Understanding Levels of Conformance を参照。
- -十分な達成方法及び参考達成方法 - WCAG 2.2 文書自体にあるガイドライン 及び達成基準それぞれに対して、ワーキンググループは達成方法についても広範囲にわたって文書化している。達成方法は参考情報であり、二つのカテゴリに分類される: 達成基準を満たすのに十分な達成方法と参考達成方法である。参考達成方法は、個々の達成基準の要件を上回るもので、これらの達成方法を用いることで、コンテンツ制作者はガイドラインに対してより良い対処をすることができる。参考達成方法の中には、検証可能な達成基準によってカバーされていないアクセシビリティの問題に対処するものもある。よくある失敗例がある場合は、それも文書化されている。Sufficient and Advisory Techniques in Understanding WCAG 2.2 も参照。
- -このガイダンスのレイヤー (原則、ガイドライン、達成基準、十分な達成方法及び参考達成方法) はすべて、コンテンツをよりアクセシブルにする方法に関するガイダンスを提供するために連携している。コンテンツ制作者は可能な範囲で最も広い利用者のニーズに最大限対処できるように、参考達成方法を含めたすべてのレイヤーを確認して適用することが推奨される。
- -最高レベル (AAA) に適合しているコンテンツでさえも、特に認知言語及び認知学習の分野において、あらゆる障害の種類、程度又は組合せのある人にとってアクセシブルであるとは限らないことに留意されたい。コンテンツ制作者は、参考達成方法及び Making Content Usable for People with Cognitive and Learning Disabilities を含む、あらゆる達成方法を検討するとともに、こうした人たちにとって可能な限りウェブコンテンツがアクセシブルであることを確実にするためにも、最新のベストプラクティスに関する適切な助言を求めることを勧める。メタデータ は、利用者が自分のニーズに最適なコンテンツを探し出すのに役立つ可能性がある。
- -Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2 は、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための広範囲に及ぶ推奨事項を網羅している。このガイドラインに従うことで、全盲又はロービジョン、ろう又は難聴、運動制限、発話困難、光感受性発作及びこれらの組合せ、並びに学習障害及び認知限界への一部の適応を含んだ、様々な障害のある人に対して、コンテンツをアクセシブルにすることができる。しかし、これらの障害のある人に対するあらゆる利用者のニーズに対処するものではない。このガイドラインは、あらゆる種類のデバイス (デスクトップ、ラップトップ、キオスク、及びモバイルデバイスを含む) におけるウェブコンテンツのアクセシビリティを扱う。このガイドラインに従うことは、一般にウェブコンテンツが利用者にとってより使いやすいものにもなる。
+WCAG 2.2 の達成基準は、技術に依存しない検証可能なものとして記述されている。特定の技術において達成基準を満たすためのガイドは、達成基準を理解するための一般的な情報とあわせて、別の文書群として提供している。イントロダクション並びに WCAG の技術資料及び教育資料については、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。
+WCAG 2.2 は、2018 年 6 月に W3C 勧告として発行された、Web Content Accessibility Guidelines 2.1 [WCAG21] を拡張するものである。WCAG 2.2 に適合するコンテンツは、WCAG 2.0 及び WCAG 2.1 にも適合する。ワーキンググループは、WCAG 2.0 又は WCAG 2.1 への適合を要求する方針に対して、WCAG 2.2 が適合の代替手段を提供できることを意図している。WCAG 2.2 の発行は、WCAG 2.0 又は WCAG 2.1 を廃止又は置き換えるものではない。WCAG 2.0 及び WCAG 2.1 は W3C 勧告として残されているが、W3C は、アクセシビリティの取組みについて将来の適用性を最大にするために WCAG 2.2 の使用を勧める。W3C はまた、ウェブアクセシビリティ指針を改良又は更新するときに、WCAG の最新版の使用を奨励する。
+この節では、この文書の発行された時点でのステータスを説明する。現行の W3C の発行文書、及び、この技術レポートの最新版は、https://www.w3.org/TR/ にある W3C technical reports index で参照可能である。
+コメントするためには、 W3C WCAG GitHub リポジトリにイシューを提出していただきたい。この文書で提案されている達成基準は、議論が続いているイシューを参照しているが、ワーキンググループは、パブリックコメントをコメントごとに一つの新しいイシューとして提出するよう要請する。GitHub アカウントを作成してイシューを提出することは自由である。GitHub でイシューの提出が実現できない場合、public-agwg-comments@w3.org (comment archive) へ電子メールを送付していただきたい。
+この文書は Accessibility Guidelines Working Group によって、Recommendation track を使用した勧告として公開された。 +
+ W3C は、この仕様を Web 標準として広く展開することを推奨する。 +
W3C 勧告は、広範な合意形成を経て W3C とその会員によって承認された仕様であり、ワーキンググループのメンバーから実装に対する royalty-free licensing が約束されている。 +
この文書は W3C Patent Policy の下で活動するグループによって作成された。W3C では、ワーキンググループの成果物に関係する public list of any patent disclosures を管理しており、そのページには特許開示にあたっての指示も含まれている。ある特許について現実に認識を有する者が、その特許に Essential Claim(s) が含まれていると判断した場合、 W3C Patent Policy の section 6 に従って、その情報を開示することが求められる。 + +
この文書は、03 November 2023 W3C Process Document に従っている。 +
この節は規定ではない。
+ +Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2 は、ウェブコンテンツを障害のある人にとってよりアクセシブルにする方法を定義している。アクセシビリティは、視覚、聴覚、身体、発話、認知、言語、学習、神経の障害を含む、広範な障害に関係している。このガイドラインは、広範囲に及ぶ事項を網羅しているが、障害のすべての種類、程度、組合せからくるニーズを満たすことはできない。また、このガイドラインは、加齢により能力が変化している高齢者にとってもウェブコンテンツをより使いやすくするものであるとともに、しばしば利用者全般のユーザビリティを向上させる。
+WCAG 2.2 は、ウェブコンテンツのアクセシビリティに対して、様々な国の個人、組織、政府のニーズを満たすような共通の基準を提供することを目的として、 W3C process に従って世界中の個人及び組織の協力のもと作成されている。WCAG 2.2 は、WCAG 2.0 [WCAG20] 及び WCAG 2.1 [WCAG21] をベースに、さらに WCAG 1.0 [WAI-WEBCONTENT] をベースに順に作られており、現在及び将来の様々なウェブ技術に広く適用され、自動テストと人間による評価の組み合わせでテスト可能になるように設計されている。WCAG のイントロダクションとしては、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。
+認知、言語、及び学習障害に対処するための追加の達成基準を定義するにあたり、勧告策定期間の短さに加えて、勧告案のテスト可能性や実装可能性、国際的な観点からの検討について合意形成に至る際の課題など、重大な課題に向き合うこととなった。こうした領域については、WCAG の将来の版で検討が継続されることになる。コンテンツ制作者においては、学習障害、認知障害、ロービジョンなど障害のある人のインクルージョンを向上するための補足的なガイダンスを参照することを推奨する。
+ +ウェブアクセシビリティは、アクセシブルなコンテンツだけではなく、アクセシブルなウェブブラウザやその他のユーザエージェントにも依存している。そして、オーサリングツールもウェブアクセシビリティにおいて重要な役割を担っている。ウェブ開発やインタラクションを構成するこれらの要素が相互にどのように関係しているかの概要については、以下を参照:
+この文書で WCAG 2
を表す場合、2 で始まる WCAG の全てのバージョンを表すことを意図している。
WCAG 2.2 の文書は、安定した参照可能な技術標準を必要とする人たちのニーズを満たすように作成されている。関連文書と呼ばれるその他の文書は、WCAG 2.2 文書に基づいて、WCAG が新しい技術にどのように適用されるかを説明するために更新できるようにすることを含め、その他の重要な役割を果たすものである。関連文書には以下に挙げるものがある:
- -How to Meet WCAG 2.2 - WCAG 2.2 のカスタマイズ可能なクイックリファレンス。コンテンツ制作者がウェブコンテンツを制作したり評価したりする際に用いるガイドライン、達成基準、達成方法のすべてが含まれる。これには WCAG 2.0、2.1 及び 2.2 のコンテンツが含まれており、関連するコンテンツにコンテンツ制作者がフォーカスできるよう、様々な方法でフィルタリングできるようになっている。
- -Understanding WCAG 2.2 - WCAG 2.2 を理解して実践するための解説書。重要なトピックスとあわせて、WCAG 2.2 の各ガイドライン及び達成基準を「理解する」ための簡潔な文書がある。
- -Techniques for WCAG 2.2 - 達成方法集及びよくある失敗例集。個々に別々の文書になっており、解説、事例、コード例、テストが含まれる。
- -The WCAG 2 Documents - WCAG 2 の関連文書及び補足的なガイダンスの簡単な紹介。
- -What's New in WCAG 2.2 では、アクセシビリティ問題の例を説明するペルソナともに、新しい達成基準を紹介している。
-WCAG 2.2 に関する教育資料を含む関連資料の説明は、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。例えば、ウェブアクセシビリティのビジネスにおける効果、ウェブサイトのアクセシビリティを改善するための実施計画作成、及びアクセシビリティ方針といったトピックに関する補足資料は、WAI Resources に挙げられている。
- -WCAG を用いる個人や組織は実に幅広く、ウェブデザイナーや開発者、政策立案者、調達担当者、教師、及び生徒などが含まれる。これらの人たちの様々なニーズに応えるために WCAG 2.0 では、 原則、一般的な ガイドライン 、検証可能な達成基準 、十分なテクニック、参考テクニック、及びよくある失敗例を示した豊富な文書群を含む様々なレイヤーのガイダンスが、事例や参考リンク及びコードとともに提供されている。
+原則 - 最上位には、ウェブアクセシビリティの土台となる四つの原則がある: 知覚可能、操作可能、理解可能、及び堅牢 (robust) 。あわせて、Understanding the Four Principles of Accessibility も参照。
+ガイドライン - 原則の下にあるのがガイドラインである。13 のガイドラインは、様々な障害のある利用者に対してコンテンツをよりアクセシブルにするためにコンテンツ制作者が取り組むべき基本的な目標を提供している。これらのガイドラインは検証可能ではないが、コンテンツ制作者が達成基準を理解し、より適したテクニックを用いることができるように、全体的な枠組みや全般的な目的を提供するものである。
+達成基準 - 各ガイドラインには、検証可能な達成基準が設けられており、デザイン仕様検討、調達、基準策定、及び契約上の合意などにあたりその要件や適合試験が必要となる際に WCAG 2.2 を用いることが可能である。様々な利用者層や状況からくるニーズを満たすために、三つの適合レベルが定義されている: A (最低レベル)、AA、AAA (最高レベル)。WCAG のレベルに関する補足情報は、Understanding Levels of Conformance を参照。
+十分なテクニック及び参考テクニック - WCAG 2.2 文書自体にあるガイドライン 及び達成基準それぞれに対して、ワーキンググループはテクニックについても広範囲にわたって文書化している。テクニックは参考情報であり、二つのカテゴリに分類される: 達成基準を満たすのに十分なテクニックと参考テクニックである。参考テクニックは、個々の達成基準の要件を上回るもので、これらのテクニックを用いることで、コンテンツ制作者はガイドラインに対してより良い対処をすることができる。参考テクニックの中には、検証可能な達成基準によってカバーされていないアクセシビリティの問題に対処するものもある。よくある失敗例がある場合は、それも文書化されている。Sufficient and Advisory Techniques in Understanding WCAG 2.2 も参照。
+このガイダンスのレイヤー (原則、ガイドライン、達成基準、十分なテクニック及び参考テクニック) はすべて、コンテンツをよりアクセシブルにする方法に関するガイダンスを提供するために連携している。コンテンツ制作者は可能な範囲で最も広い利用者のニーズに最大限対処できるように、参考テクニックを含めたすべてのレイヤーを確認して適用することが推奨される。
+最高レベル (AAA) に適合しているコンテンツでさえも、特に認知言語及び認知学習の分野において、あらゆる障害の種類、程度又は組合せのある人にとってアクセシブルであるとは限らないことに留意されたい。コンテンツ制作者は、参考テクニック及び Making Content Usable for People with Cognitive and Learning Disabilities を含む、あらゆるテクニックを検討するとともに、こうした人たちにとって可能な限りウェブコンテンツがアクセシブルであることを確実にするためにも、最新のベストプラクティスに関する適切な助言を求めることを勧める。メタデータ は、利用者が自分のニーズに最適なコンテンツを探し出すのに役立つ可能性がある。
+WCAG 2.2 の文書は、安定した参照可能な技術標準を必要とする人たちのニーズを満たすように作成されている。関連文書と呼ばれるその他の文書は、WCAG 2.2 文書に基づいて、WCAG が新しい技術にどのように適用されるかを説明するために更新できるようにすることを含め、その他の重要な役割を果たすものである。関連文書には以下に挙げるものがある:
+How to Meet WCAG 2.2 - WCAG 2.2 のカスタマイズ可能なクイックリファレンス。コンテンツ制作者がウェブコンテンツを制作したり評価したりする際に用いるガイドライン、達成基準、テクニックのすべてが含まれる。これには WCAG 2.0、2.1 及び 2.2 のコンテンツが含まれており、関連するコンテンツにコンテンツ制作者がフォーカスできるよう、様々な方法でフィルタリングできるようになっている。
+Understanding WCAG 2.2 - WCAG 2.2 を理解して実践するための解説書。重要なトピックスとあわせて、WCAG 2.2 の各ガイドライン及び達成基準を「理解する」ための簡潔な文書がある。
+Techniques for WCAG 2.2 - テクニック集及びよくある失敗例集。個々に別々の文書になっており、解説、事例、コード例、テストが含まれる。
+The WCAG 2 Documents - WCAG 2 の関連文書及び補足的なガイダンスの簡単な紹介。
+What's New in WCAG 2.2 では、アクセシビリティ問題の例を説明するペルソナともに、新しい達成基準を紹介している。
+WCAG 2.2 に関する教育資料を含む関連資料の説明は、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。例えば、ウェブアクセシビリティのビジネスにおける効果、ウェブサイトのアクセシビリティを改善するための実施計画作成、及びアクセシビリティ方針といったトピックに関する補足資料は、WAI Resources に挙げられている。
+WCAG 2.2 は、以前の WCAG 2 のバージョンから要件を継承する一連の requirements for WCAG 2.2 を満たしている。要件は、ガイドラインの全体的なフレームワークを構成し、後方互換性を確保している。ワーキンググループはまた、達成基準のスタイルや品質が WCAG 2.0 のものと類似することを確保するために、達成基準に対し、あまり形式的ではない一連の受け入れ基準を採用した。これらの要件は、WCAG 2.2 に含めることができるものを制限している。この制限は、WCAG 2 のドットリリースの性質を保持するために重要である。
+WCAG 2.2 は、以前の WCAG 2 のバージョンから要件を継承する一連の requirements for WCAG 2.2 を満たしている。要件は、ガイドラインの全体的なフレームワークを構成し、後方互換性を確保している。ワーキンググループはまた、達成基準のスタイルや品質が WCAG 2.0 のものと類似することを確保するために、達成基準に対し、あまり形式的ではない一連の受け入れ基準を採用した。これらの要件は、WCAG 2.2 に含めることができるものを制限している。この制限は、WCAG 2 のドットリリースの性質を保持するために重要である。
- -WCAG 2.2 は、認知又は学習障害のある利用者、ロービジョンの利用者、及びモバイルデバイス上の障害のある利用者という三つの主要なグループに対するアクセシビリティのガイダンスを改善する WCAG 2.1 の取組を継続することを目的に開始された。これらのニーズを満たすために多くの方法が提案され評価され、ワーキンググループによって洗練された。WCAG 2.0 から引き継がれた構造上の要件、提案の明確さ及び影響、並びに進行計画が、この版に含まれる最終的な一式の達成基準につながった。ワーキンググループは、WCAG 2.2 がこれら全ての領域におけるウェブコンテンツのアクセシビリティのガイダンスを段階的に進歩させると考えているが、このガイドラインによって全ての利用者のニーズが満たされているわけではないことを強調している。
- - -WCAG 2.2 は、WCAG 2.1 をベースに構築されており、WCAG 2.1 と後方互換性がある。そのため、WCAG 2.2 に適合しているウェブページは、少なくとも WCAG 2.1 に適合しているページと同程度にアクセシブルである。2.1 及び 2.0 をベースにした複数の要件が追加されている。WCAG 2.2 では、一つの達成基準 4.1.1 構文解析が削除された。WCAG 2.0 又は 2.1 への適合を方針によって要求されているコンテンツ制作者は、WCAG 2.2 に適合できるようコンテンツをアップデートできるが、4.1.1 については引き続きテスト及び報告を行う必要があるかもしれない。複数のバージョンのガイドラインに従うコンテンツ制作者は、以下に挙げる追加事項に注意すべきである。
- -WCAG 2.2 は、新しい達成基準、それをサポートする定義、及び追加分をまとめるガイドラインを追加することによって、WCAG 2.1 を拡張している。この付加的なアプローチは、WCAG 2.2 に適合するサイトが WCAG 2.1 にも適合することを明確にするのに役立つ。アクセシビリティガイドライン ワーキンググループは、たとえ公的義務が以前のバージョンに言及するものであっても、アクセシビリティをより向上させて、将来の方針の変更に備えておくために、サイトが新しい適合目標として WCAG 2.2 を採用することを推奨する。
- -以下が WCAG 2.2 の新しい達成基準である:
- -新しい達成基準は、用語集に追加された新しい用語を参照していることがあり、それらもまた達成基準の規定要件の一部を構成することがある。
- -WCAG 2.2 はまた、新しい章を導入し、この仕様がプライバシー及びセキュリティに与える影響の観点から説明を加えている。
- - -WCAG 2.2 は、認知又は学習障害のある利用者、ロービジョンの利用者、及びモバイルデバイス上の障害のある利用者という三つの主要なグループに対するアクセシビリティのガイダンスを改善する WCAG 2.1 の取組を継続することを目的に開始された。これらのニーズを満たすために多くの方法が提案され評価され、ワーキンググループによって洗練された。WCAG 2.0 から引き継がれた構造上の要件、提案の明確さ及び影響、並びに進行計画が、この版に含まれる最終的な一式の達成基準につながった。ワーキンググループは、WCAG 2.2 がこれら全ての領域におけるウェブコンテンツのアクセシビリティのガイダンスを段階的に進歩させると考えているが、このガイドラインによって全ての利用者のニーズが満たされているわけではないことを強調している。
+ +WCAG 2.2 は、WCAG 2.1 をベースに構築されており、WCAG 2.1 と後方互換性がある。そのため、WCAG 2.2 に適合しているウェブページは、少なくとも WCAG 2.1 に適合しているページと同程度にアクセシブルである。2.1 及び 2.0 をベースにした複数の要件が追加されている。WCAG 2.2 では、一つの達成基準 4.1.1 構文解析が削除された。WCAG 2.0 又は 2.1 への適合を方針によって要求されているコンテンツ制作者は、WCAG 2.2 に適合できるようコンテンツをアップデートできるが、4.1.1 については引き続きテスト及び報告を行う必要があるかもしれない。複数のバージョンのガイドラインに従うコンテンツ制作者は、以下に挙げる追加事項に注意すべきである。
+WCAG 2 系のバージョンに対する後方互換性を重視する実装者の混乱を避けるため、WCAG 2.2 における新しい達成基準はガイドライン内の一連の達成基準の末尾に追加されている。これにより、ガイドラインの既存の達成基準の間に新しい達成基準を挿入することによって生じるであろう、WCAG 2 からある達成基準のセクション番号を変更する必要がなくなる。しかしながらこのことは、各ガイドライン内の達成基準がもはや適合レベルごとにグループ化されていないことを意味する。各ガイドライン内での達成基準の順番は、適合レベルに関する情報を暗示するものではなく、各達成基準自身の適合レベル表示 (A / AA / AAA) のみが適合レベルを示す。WCAG 2.2 Quick Reference が、他の多数のフィルター及び並べ替え方法とともに、適合レベルごとにグループ化された達成基準を見る方法を提供するだろう。
+WCAG 2.2 は、新しい達成基準、それをサポートする定義、及び追加分をまとめるガイドラインを追加することによって、WCAG 2.1 を拡張している。この付加的なアプローチは、WCAG 2.2 に適合するサイトが WCAG 2.1 にも適合することを明確にするのに役立つ。アクセシビリティガイドライン ワーキンググループは、たとえ公的義務が以前のバージョンに言及するものであっても、アクセシビリティをより向上させて、将来の方針の変更に備えておくために、サイトが新しい適合目標として WCAG 2.2 を採用することを推奨する。
+以下が WCAG 2.2 の新しい達成基準である:
+新しい達成基準は、用語集に追加された新しい用語を参照していることがあり、それらもまた達成基準の規定要件の一部を構成することがある。
+WCAG 2.2 はまた、新しい章を導入し、この仕様がプライバシー及びセキュリティに与える影響の観点から説明を加えている。
-WCAG 2 系のバージョンに対する後方互換性を重視する実装者の混乱を避けるため、WCAG 2.2 における新しい達成基準はガイドライン内の一連の達成基準の末尾に追加されている。これにより、ガイドラインの既存の達成基準の間に新しい達成基準を挿入することによって生じるであろう、WCAG 2 からある達成基準のセクション番号を変更する必要がなくなる。しかしながらこのことは、各ガイドライン内の達成基準がもはや適合レベルごとにグループ化されていないことを意味する。各ガイドライン内での達成基準の順番は、適合レベルに関する情報を暗示するものではなく、各達成基準自身の適合レベル表示 (A / AA / AAA) のみが適合レベルを示す。WCAG 2.2 Quick Reference が、他の多数のフィルター及び並べ替え方法とともに、適合レベルごとにグループ化された達成基準を見る方法を提供するだろう。
+WCAG 2.2 は WCAG 2.0 と同様の適合モデルを使用している。これは WCAG 2.2 に適合するサイトが WCAG 2.0 及び WCAG 2.1 にも適合することを意図している。つまり、それらのサイトが WCAG 2.0 又は WCAG 2.1 を参照するあらゆる方針の要件も満たすと同時に、現在のウェブ上の利用者のニーズをより良く満たすことを意味する。
- - -WCAG 2.2 は WCAG 2.0 と同様の適合モデルを使用している。これは WCAG 2.2 に適合するサイトが WCAG 2.0 及び WCAG 2.1 にも適合することを意図している。つまり、それらのサイトが WCAG 2.0 又は WCAG 2.1 を参照するあらゆる方針の要件も満たすと同時に、現在のウェブ上の利用者のニーズをより良く満たすことを意味する。
+WCAG 2.2 と並行して、アクセシビリティガイドライン ワーキンググループは、アクセシビリティガイドラインの別の主要版を開発している。この作業の結果は、現実的な WCAG 2 のドットリリースのためと言うより、ウェブアクセシビリティガイダンスのより大幅な再構築になると期待されている。この作業は、コンテンツ制作、ユーザエージェントのサポート、及びオーサリングツールのサポートの役割を含む、最も効果的かつ柔軟な結果を生むために、研究に焦点を合わせた、ユーザ中心設計の方法論に従う。これは長年にわたる努力であるため、WCAG 2.0 の公開からのウェブ上の変化を反映するための最新のウェブアクセシビリティガイダンスを提供するための暫定措置として WCAG 2.2 が必要とされる。ワーキンググループは、主要版が完成するまでの間、同様に短いタイムラインで追加のサポートを提供するために、WCAG 2.2 及びそれに続く暫定版を開発するかもしれない。
- -情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
- - -WCAG 2.2 と並行して、アクセシビリティガイドライン ワーキンググループは、アクセシビリティガイドラインの別の主要版を開発している。この作業の結果は、現実的な WCAG 2 のドットリリースのためと言うより、ウェブアクセシビリティガイダンスのより大幅な再構築になると期待されている。この作業は、コンテンツ制作、ユーザエージェントのサポート、及びオーサリングツールのサポートの役割を含む、最も効果的かつ柔軟な結果を生むために、研究に焦点を合わせた、ユーザ中心設計の方法論に従う。これは長年にわたる努力であるため、WCAG 2.0 の公開からのウェブ上の変化を反映するための最新のウェブアクセシビリティガイダンスを提供するための暫定措置として WCAG 2.2 が必要とされる。ワーキンググループは、主要版が完成するまでの間、同様に短いタイムラインで追加のサポートを提供するために、WCAG 2.2 及びそれに続く暫定版を開発するかもしれない。
+すべての非テキストコンテンツには、大活字、点字、音声、シンボル、平易な言葉などの利用者が必要とする形式に変換できるように、テキストによる代替を提供すること。
-大活字とは、通常の出版物より大きな活字のことを指す。障害者向け資料の紹介|国立国会図書館―National Diet Library も参照。
情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
+ +すべての非テキストコンテンツには、大活字、点字、音声、シンボル、平易な言葉などの利用者が必要とする形式に変換できるように、テキストによる代替を提供すること。
+大活字とは、通常の出版物より大きな活字のことを指す。障害者向け資料の紹介|国立国会図書館―National Diet Library も参照。
(レベル A)
-利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たすテキストによる代替が提供されている。ただし、次の場合は除く:
+利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たすテキストによる代替が提供されている。ただし、次の場合は除く: +
非テキストコンテンツが、コントロール又は利用者の入力を受け付けるものであるとき、その目的を説明する名前 (name) を提供している。(コントロール及び利用者の入力を受け入れるコンテンツに関するその他の要件は、達成基準 4.1.2 を参照。)
+非テキストコンテンツが、コントロール又は利用者の入力を受け付けるものであるとき、その目的を説明する名前 (name) を提供している。(コントロール及び利用者の入力を受け入れるコンテンツに関するその他の要件は、達成基準 4.1.2 を参照。) +
非テキストコンテンツが、時間に依存したメディアであるとき、テキストによる代替は、少なくとも、その非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。(メディアに関するその他の要件は、ガイドライン 1.2 を参照。)
+非テキストコンテンツが、時間に依存したメディアであるとき、テキストによる代替は、少なくとも、その非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。(メディアに関するその他の要件は、ガイドライン 1.2 を参照。) +
非テキストコンテンツが、テキストで提示されると無効になるテスト又は演習のとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。
+非テキストコンテンツが、テキストで提示されると無効になるテスト又は演習のとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。 +
非テキストコンテンツが、特定の感覚的体験を創り出すことを主に意図しているとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。
+非テキストコンテンツが、特定の感覚的体験を創り出すことを主に意図しているとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。 +
非テキストコンテンツが、コンピュータではなく人間がコンテンツにアクセスしていることを確認する目的で用いられているとき、テキストによる代替は、その非テキストコンテンツの目的を特定し、説明している。なおかつ、他の感覚による知覚に対応して出力する CAPTCHA の代替形式を提供することで、様々な障害に対応している。
+非テキストコンテンツが、コンピュータではなく人間がコンテンツにアクセスしていることを確認する目的で用いられているとき、テキストによる代替は、その非テキストコンテンツの目的を特定し、説明している。なおかつ、他の感覚による知覚に対応して出力する CAPTCHA の代替形式を提供することで、様々な障害に対応している。 +
非テキストコンテンツが、純粋な装飾である、見た目の整形のためだけに用いられている、又は利用者に提供されるものではないとき、支援技術が無視できるように実装されている。
+非テキストコンテンツが、純粋な装飾である、見た目の整形のためだけに用いられている、又は利用者に提供されるものではないとき、支援技術が無視できるように実装されている。 +
時間依存メディアには代替コンテンツを提供すること。
- -時間依存メディアには代替コンテンツを提供すること。
+ +(レベル A)
-収録済の音声しか含まないメディア及び収録済の映像しか含まないメディアは、次の事項を満たしている。ただし、その音声又は映像がメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く:
+収録済の音声しか含まないメディア及び収録済の映像しか含まないメディアは、次の事項を満たしている。ただし、その音声又は映像がメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く: +
時間依存メディアに対する代替コンテンツによって、収録済の音声しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。
+時間依存メディアに対する代替コンテンツによって、収録済の音声しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。 +
時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声トラックによって、収録済の映像しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。
+時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声トラックによって、収録済の映像しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。 +
(レベル AAA)
-テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 7:1 のコントラスト比がある。ただし、次の場合は除く:
+テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 7:1 のコントラスト比がある。ただし、次の場合は除く: +
サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。
+サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。 +
テキスト又は文字画像において、次の場合はコントラストの要件はない。アクティブではないユーザインタフェース コンポーネントの一部である、純粋な装飾である、誰も視覚的に確認できない、又は重要な他の視覚的なコンテンツを含む写真の一部分である。
+テキスト又は文字画像において、次の場合はコントラストの要件はない。アクティブではないユーザインタフェース コンポーネントの一部である、純粋な装飾である、誰も視覚的に確認できない、又は重要な他の視覚的なコンテンツを含む写真の一部分である。 +
ロゴ又はブランド名の一部である文字には、最低限のコントラストの要件はない。
+ロゴ又はブランド名の一部である文字には、最低限のコントラストの要件はない。
(レベル AAA)
-収録済の音声しか含まないコンテンツで、(1) 前景に主として発話を含み、(2) 音声 CAPTCHA 又は音声ロゴではなく、かつ、(3) 例えば、歌やラップなどのように、主として音楽表現を意図した発声ではないものについては、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている:
+収録済の音声しか含まないコンテンツで、(1) 前景に主として発話を含み、(2) 音声 CAPTCHA 又は音声ロゴではなく、かつ、(3) 例えば、歌やラップなどのように、主として音楽表現を意図した発声ではないものについては、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている: +
音声は背景音を含まない。
+音声は背景音を含まない。
背景音を消すことができる。
+背景音を消すことができる。
背景音は、前景にある発話のコンテンツより少なくとも 20 デシベルは低い。ただし、継続時間が 2 秒以内で発生頻度が低い背景音は除く。
+デシベルの定義によれば、この要件を満たす背景音は、前景にある発話のコンテンツの約 4 分の 1 の大きさになる。
背景音は、前景にある発話のコンテンツより少なくとも 20 デシベルは低い。ただし、継続時間が 2 秒以内で発生頻度が低い背景音は除く。 +
+ +デシベルの定義によれば、この要件を満たす背景音は、前景にある発話のコンテンツの約 4 分の 1 の大きさになる。 +
(レベル AAA)
-テキストブロックの視覚的提示において、次を実現するメカニズムが利用できる:
+テキストブロックの視覚的提示において、次を実現するメカニズムが利用できる: +
コンテンツがこれらの値を用いる必要はない。要求事項は、利用者がこれらの提示の外観を変更するメカニズムを利用できることである。このメカニズムは、ブラウザ又は他のユーザエージェントによって提供されることがある。コンテンツがこのメカニズムを提供する必要はない。
(レベル AAA)
-文字画像は、純粋な装飾に用いられているか、テキストの特定の提示が伝えようとする情報にとって必要不可欠である場合に用いられている。
+文字画像は、純粋な装飾に用いられているか、テキストの特定の提示が伝えようとする情報にとって必要不可欠である場合に用いられている。 +
ロゴタイプ (ロゴ又はブランド名の一部である文字) は必要不可欠なものであると考えられる。
利用や意味の理解に 2 次元のレイアウトを必要とする一部のコンテンツを除く。
-320 CSS ピクセルは、400% ズーム時の開始ビューポート幅 1280 CSS ピクセルに相当する。横スクロールになるように設計されたウェブコンテンツ (例えば、縦書きのテキスト) の場合、256 CSS ピクセルは、400% ズーム時の開始ビューポート高さ 1024 CSS ピクセルに相当する。
320 CSS ピクセルは、400% ズーム時の開始ビューポート幅 1280 CSS ピクセルに相当する。横スクロールになるように設計されたウェブコンテンツ (例えば、縦書きのテキスト) の場合、256 CSS ピクセルは、400% ズーム時の開始ビューポート高さ 1024 CSS ピクセルに相当する。
2 次元のレイアウトを必要とするコンテンツの例としては、理解のために必要な画像 (地図、図解など)、映像、ゲーム、プレゼンテーション、データテーブル (個々のセルではない)、及びコンテンツを操作している間にツールバーを表示しておく必要のあるインタフェースが挙げられる。コンテンツのそのような部分には、2 次元スクロールを提供することが許容される。
(レベル AA)
-以下の視覚的提示には、隣接した色との間で少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。
+以下の視覚的提示には、隣接した色との間で少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。
例外: テキスト表記においてこれらのテキストスタイルプロパティの一つ以上を使用しない自然言語及び文字体系では、その言語と文字体系の組み合わせに存在するプロパティだけを用いて、この達成基準に適合することができる。
+例外: テキスト表記においてこれらのテキストスタイルプロパティの一つ以上を使用しない自然言語及び文字体系では、その言語と文字体系の組み合わせに存在するプロパティだけを用いて、この達成基準に適合することができる。
コンテンツが、これらのテキストの間隔の値を用いる必要はない。要求事項は、制作者が指定したテキストの間隔を利用者が上書きした場合に、コンテンツ又は機能が失われないことである。
(レベル AA)
@@ -1010,81 +1004,82 @@例外: 追加コンテンツの視覚的提示がユーザエージェントによって制御されていて、かつコンテンツ制作者が変更していない場合は例外とする。
+例外: 追加コンテンツの視覚的提示がユーザエージェントによって制御されていて、かつコンテンツ制作者が変更していない場合は例外とする。
- +ホバー時やフォーカス時に表示されるカスタムツールチップ、サブメニュー、他の非モーダルポップアップは、この達成基準の適用対象となる「追加コンテンツ」の例である。
この達成基準は、トリガーとなるコンポーネント自体に追加で表示されるコンテンツに対して適用される。キーボードフォーカスによって可視化される非表示のコンポーネント (例えば、ページの別の部分にスキップするためのリンク) は追加コンテンツを提示しないため、この達成基準の適用対象外である。
ユーザインタフェース コンポーネント及びナビゲーションは操作可能でなければならない。
- - -すべての機能をキーボードから利用できるようにすること。
- -ユーザインタフェース コンポーネント及びナビゲーションは操作可能でなければならない。
+ +すべての機能をキーボードから利用できるようにすること。
+ +(レベル A)
-コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。ただし、その根本的な機能が利用者の動作による終点だけではない軌跡に依存する入力を必要とする場合は除く。
+コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。ただし、その根本的な機能が利用者の動作による終点だけではない軌跡に依存する入力を必要とする場合は除く。 +
-上記の例外は、根本的な機能に関するものであり、入力手法に関するものではない。例えば、テキスト入力に手書き入力を用いるのであれば、その入力手法 (手書き) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするが、その根本的な機能 (テキスト入力) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするものではない。
上記の例外は、根本的な機能に関するものであり、入力手法に関するものではない。例えば、テキスト入力に手書き入力を用いるのであれば、その入力手法 (手書き) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするが、その根本的な機能 (テキスト入力) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするものではない。 +
これは、キーボード操作に加えて、マウス入力、又はその他の入力手段を提供することを禁ずるものでも妨げるものでもない。
これは、キーボード操作に加えて、マウス入力、又はその他の入力手段を提供することを禁ずるものでも妨げるものでもない。 +
(レベル A)
-キーボードインタフェースを用いてキーボードフォーカスをそのウェブページのあるコンポーネントに移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてそのコンポーネントからフォーカスを外すことが可能である。さらに、修飾キーを伴わない矢印キー、Tab キー、又はフォーカスを外すその他の標準的な方法でフォーカスを外せない場合は、フォーカスを外す方法が利用者に通知される。
+キーボードインタフェースを用いてキーボードフォーカスをそのウェブページのあるコンポーネントに移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてそのコンポーネントからフォーカスを外すことが可能である。さらに、修飾キーを伴わない矢印キー、Tab キー、又はフォーカスを外すその他の標準的な方法でフォーカスを外せない場合は、フォーカスを外す方法が利用者に通知される。 +
-この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。
この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。 +
(レベル AAA)
-コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。
+コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。 +
利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。
- -利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。
+ +制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者がその制限時間を解除することができる。又は、
+制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者がその制限時間を解除することができる。又は、
制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者が少なくともデフォルト設定の 10 倍を超える、大幅な制限時間の調整をすることができる。又は、
+制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者が少なくともデフォルト設定の 10 倍を超える、大幅な制限時間の調整をすることができる。又は、 +
時間切れになる前に利用者に警告し、かつ少なくとも 20 秒間の猶予をもって、例えば「スペースキーを押す」などの簡単な操作により、利用者が制限時間を少なくとも 10 倍以上延長することができる。又は、
+時間切れになる前に利用者に警告し、かつ少なくとも 20 秒間の猶予をもって、例えば「スペースキーを押す」などの簡単な操作により、利用者が制限時間を少なくとも 10 倍以上延長することができる。又は、 +
リアルタイムのイベント (例えば、オークション) において制限時間が必須の要素で、その制限時間に代わる手段が存在しない。又は、
+リアルタイムのイベント (例えば、オークション) において制限時間が必須の要素で、その制限時間に代わる手段が存在しない。又は、 +
制限時間が必要不可欠なもので、制限時間を延長することがコンテンツの動作を無効にすることになる。又は、
+制限時間が必要不可欠なもので、制限時間を延長することがコンテンツの動作を無効にすることになる。又は、 +
制限時間が 20 時間よりも長い。
+制限時間が 20 時間よりも長い。
この達成基準は、制限時間の結果として、コンテンツ又は状況の予期せぬ変化を引き起こさないように利用者がタスクを完了できるようにするためのものである。この達成基準は、利用者の動作の結果としてのコンテンツ又はコンテキストの変化を制限する達成基準 3.2.1 と併せて考慮すること。
この達成基準は、制限時間の結果として、コンテンツ又は状況の予期せぬ変化を引き起こさないように利用者がタスクを完了できるようにするためのものである。この達成基準は、利用者の動作の結果としてのコンテンツ又はコンテキストの変化を制限する達成基準 3.2.1 と併せて考慮すること。 +
(レベル A)
-動きのある、点滅している、スクロールする、又は自動更新する情報は、次のすべての事項を満たしている
+動きのある、点滅している、スクロールする、又は自動更新する情報は、次のすべての事項を満たしている +
動きのある、点滅している、又はスクロールしている情報が、(1) 自動的に開始し、(2) 5 秒よりも長く継続し、かつ、(3) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれらを一時停止、停止、又は非表示にすることのできるメカニズムがある。ただし、その動き、点滅、又はスクロールが必要不可欠な動作の一部である場合は除く。
+動きのある、点滅している、又はスクロールしている情報が、(1) 自動的に開始し、(2) 5 秒よりも長く継続し、かつ、(3) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれらを一時停止、停止、又は非表示にすることのできるメカニズムがある。ただし、その動き、点滅、又はスクロールが必要不可欠な動作の一部である場合は除く。 +
自動更新する情報が、(1) 自動的に開始し、 (2) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれを一時停止、停止、もしくは非表示にする、又はその更新頻度を調整することのできるメカニズムがある。ただし、その自動更新が必要不可欠な動作の一部である場合は除く。
+自動更新する情報が、(1) 自動的に開始し、 (2) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれを一時停止、停止、もしくは非表示にする、又はその更新頻度を調整することのできるメカニズムがある。ただし、その自動更新が必要不可欠な動作の一部である場合は除く。 +
画面がちらつく、又は閃光を放つコンテンツに関する要件は、ガイドライン 2.3 を参照。
画面がちらつく、又は閃光を放つコンテンツに関する要件は、ガイドライン 2.3 を参照。 +
この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。
この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。 +
定期的にソフトウェアによって自動的に更新されるコンテンツ、又はユーザエージェントにストリーム配信されるコンテンツでは、コンテンツ再生の一時停止と再開の操作の間に生成、又は受信される情報を保持、又は提示する必要はない。これは技術的に不可能であることが考えられ、多くの状況において利用者の混乱を招くことにつながる可能性があるためである。
定期的にソフトウェアによって自動的に更新されるコンテンツ、又はユーザエージェントにストリーム配信されるコンテンツでは、コンテンツ再生の一時停止と再開の操作の間に生成、又は受信される情報を保持、又は提示する必要はない。これは技術的に不可能であることが考えられ、多くの状況において利用者の混乱を招くことにつながる可能性があるためである。 +
コンテンツの読み込み中やそれに類似した状況の一部として表示されるアニメーションについては、この段階ですべての利用者に対していかなるインタラクションも発生する可能性がなく、かつコンテンツ読み込みの進行状況を表示しないことが利用者の混乱を招いたり、コンテンツが動作を停止した、又はコンテンツが破損しているという誤解を生じたりする可能性がある場合には、必要不可欠なものと考えることができる。
コンテンツの読み込み中やそれに類似した状況の一部として表示されるアニメーションについては、この段階ですべての利用者に対していかなるインタラクションも発生する可能性がなく、かつコンテンツ読み込みの進行状況を表示しないことが利用者の混乱を招いたり、コンテンツが動作を停止した、又はコンテンツが破損しているという誤解を生じたりする可能性がある場合には、必要不可欠なものと考えることができる。 +
(レベル AAA)
-タイミングは、コンテンツによって提示されるイベント又は動作の必要不可欠な部分ではない。ただし、インタラクティブではない同期したメディア及びリアルタイムのイベントは除く。
+タイミングは、コンテンツによって提示されるイベント又は動作の必要不可欠な部分ではない。ただし、インタラクティブではない同期したメディア及びリアルタイムのイベントは除く。 +
(レベル AAA)
-割り込みは、利用者が延期、又は抑制することができる。ただし、緊急を要する割り込みは除く。
+割り込みは、利用者が延期、又は抑制することができる。ただし、緊急を要する割り込みは除く。 +
(レベル AAA)
-認証済のセッションが切れた場合は、再認証後でもデータを失うことなく利用者が操作を継続できる。
+認証済のセッションが切れた場合は、再認証後でもデータを失うことなく利用者が操作を継続できる。 +
発作や身体的反応を引き起こすようなコンテンツを設計しないこと。
- -発作や身体的反応を引き起こすようなコンテンツを設計しないこと。
+ +(レベル A)
-ウェブページには、どの 1 秒間においても 3 回を超える閃光を放つものがない、又は閃光が一般閃光閾値及び赤色閃光閾値を下回っている。
+ウェブページには、どの 1 秒間においても 3 回を超える閃光を放つものがない、又は閃光が一般閃光閾値及び赤色閃光閾値を下回っている。 +
-この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。
この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。 +
(レベル AAA)
- +(レベル AAA)
-アニメーションが、機能又は伝達されている情報に必要不可欠でない限り、インタラクションによって引き起こされるモーションアニメーションを無効にできる。
+アニメーションが、機能又は伝達されている情報に必要不可欠でない限り、インタラクションによって引き起こされるモーションアニメーションを無効にできる。