Skip to content
New issue

Have a question about this project? Sign up for a free GitHub account to open an issue and contact its maintainers and the community.

By clicking “Sign up for GitHub”, you agree to our terms of service and privacy statement. We’ll occasionally send you account related emails.

Already on GitHub? Sign in to your account

Follow for PR #132 (Japanese) #147

Merged
merged 2 commits into from
Sep 25, 2024
Merged
Changes from all commits
Commits
File filter

Filter by extension

Filter by extension

Conversations
Failed to load comments.
Loading
Jump to
Jump to file
Failed to load files.
Loading
Diff view
Diff view
41 changes: 19 additions & 22 deletions wolfSSL-Porting/src-ja/section02.md
Original file line number Diff line number Diff line change
Expand Up @@ -147,19 +147,25 @@ wc_GenerateSeed関数をどのように記述する必要があるかの例に
Q:どういう場合このセクションが必要ですか?<br>
A:標準のメモリ関数を使用できない場合、またはオプションの数学ライブラリ間のメモリ使用量の違いに関心があるような場合です。

wolfSSLは、デフォルトではmalloc()とfree()を使用しています。通常の整数演算ライブラリを使用する場合、wolfCryptはrealloc()も使用します。
wolfSSLは、デフォルトではmalloc()とfree()を使用しています。
旧来使用されてきた第1世代の整数演算ライブラリ(Normal Math)を使用する場合、wolfCryptはrealloc()も使用します。

デフォルトでは、wolfSSL/wolfCryptは、通常の整数ライブラリを使用します。これは、かなりの動的メモリを使用します。 wolfSSLを構築する場合、FastMathライブラリのほうを有効にすることができます。こちらは通常速度も速く、暗号操作(すべてのスタック上)には動的メモリーを使用しません。 Fastmathを使う場合、wolfSSLはrealloc()の実装を必要としません。 wolfSSLのSSL層はそのほかにもいくつかの処理で動的メモリを使用しているので、malloc()とfree()は依然として必要です。
現在、整数演算ライブラリとして最初期に開発された第1世代のNormal Mathライブラリ、パブリックドメインのTFM(Tom's Fast Math)をベースに開発した第2世代のFast Mathライブラリ、SP(Single Precision)最適化を適用した第3世代のSP Mathライブラリが存在します。
このうち、第2世代以降のFast Math, SP Mathライブラリでは、暗号操作において動的メモリを使用しません。

通常の整数演算ライブラリとFastMathライブラリ間のリソース使用量(スタック/ヒープ)の比較のドキュメントを参照ご希望のかたはお知らせください。
メモリ使用量とスピードの観点から、私たちはSP Mathライブラリの使用を推奨しています。
wolfSSL 5.4.0以降ではデフォルトで採用しており、第1世代のNormal Mathライブラリは廃止予定です。
詳細は以下のページをご覧ください。

FastMathを有効にするには、USE_FAST_MATHを定義し ./wolfcrypt/src/integer.cではなく ./wolfcrypt/src/tfm.cを使用します。 fastmathを使用するときはスタックメモリが大きいので、TFM_TIMING_RESISTANTも定義することをお勧めします。
- [wolfSSLの新たな Multi-Precision 演算ライブラリ](https://wolfssl.jp/wolfblog/2021/02/03/multi-precision-math-library/)
- [wolfSSL Math Library Comparison Matrix](https://www.wolfssl.com/wolfssl-math-library-comparison-matrix/)
- [レガシー数学ライブラリを廃止します](https://wolfssl.jp/wolfblog/2023/03/13/deprecation-of-wolfssl-normal-math-library/)

標準のmalloc()、free()を、およびreallocの()関数が利用できない場合、XMALLOC_USERを定義します。これによりターゲット環境依存のカスタムフックを  ./wolfssl/wolfcrypt/types.h内に定義することができます
wolfSSLのSSL層はそのほかにもいくつかの処理で動的メモリを使用しているため、malloc()とfree()は依然として必要です

XMALLOC_USERの使用方法の詳細については、wolfSSLマニュアルのセクション5.1.1.1を参照してください
標準のmalloc()、free()を、およびreallocの()関数が利用できない場合、XMALLOC_USERを定義します。これによりターゲット環境依存のカスタムフックを  ./wolfssl/wolfcrypt/types.h内に定義することができます

https://wolfssl.com/wolfSSL/Docs-wolfssl-manual-5-portability.html
XMALLOC_USERの使用方法の詳細については、wolfSSLマニュアルの[5.1.1.1節](https://www.wolfssl.com/documentation/manuals/jp/wolfssl/chapter05.html#_3)を参照してください。

## 時計      

Expand All @@ -179,11 +185,10 @@ A:C標準ライブラリがない場合、またはカスタムライブラリ

wolfSSLは、C標準ライブラリを使用しなくても、開発者がより高いレベルの移植性と柔軟性を得ることができます。そのようなとき、ユーザーはC標準のものの代わりに使用したい機能をマップする必要があります。

上のセクション2.8では、メモリ機能について説明しました。メモリ関数の抽象化に加えて、wolfSSLは文字列関数と数学関数も抽象化します。それぞれの関数は抽象化される関数の名前に対応してX<FUNC>の形で定義されます。
上の2.8節では、メモリ機能について説明しました。メモリ関数の抽象化に加えて、wolfSSLは文字列関数と数学関数も抽象化します。それぞれの関数は抽象化される関数の名前に対応してX<FUNC>の形で定義されます。

詳細については、wolfSSLマニュアルのセクション5.1をお読みください
詳細については、wolfSSLマニュアルの[5.1節](https://www.wolfssl.com/documentation/manuals/jp/wolfssl/chapter05.html#_2)をお読みください

https://www.wolfssl.com/wolfSSL/Docs-wolfssl-manual-5-portability.html

## ロギング
Q:どういう場合このセクションが必要ですか?<br>
Expand All @@ -193,9 +198,7 @@ A:デバッグメッセージを有効にしたいが、stderrは使用でき

stdderが利用できない環境や、デバッグメッセージを別の出力ストリームや別の形式で出力したい場合、wolfSSLではアプリケーションはロギングコールバックに登録できます。

詳細については、wolfSSLマニュアルの第8.1節をお読みください。

https://www.wolfssl.com/wolfSSL/Docs-wolfssl-manual-8-debugging.html
詳細については、wolfSSLマニュアルの[8.1節](https://www.wolfssl.com/documentation/manuals/jp/wolfssl/chapter08.html#_2)をお読みください。

## 公開鍵演算

Expand All @@ -212,9 +215,7 @@ wolfSSLを使用すると、SSL / TLS層が公開鍵操作を行う必要があ
- RSA暗号化コールバック
- RSA復号化コールバック

詳細は、wolfSSLマニュアルのセクション6.4を参照してください。

https://www.wolfssl.com/wolfSSL/Docs-wolfssl-manual-6-callbacks.html
詳細は、wolfSSLマニュアルの[6.4節](https://www.wolfssl.com/documentation/manuals/jp/wolfssl/chapter06.html#_5)を参照してください。

## アトミックレコード層処理

Expand All @@ -228,15 +229,11 @@ A:TLSレコード層の独自の処理、特にMAC /暗号化と解読/検証
MAC /暗号化コールバック関数
コールバック関数の復号化/検証

詳細は、wolfSSLマニュアルのセクション6.3を参照してください。

https://www.wolfssl.com/wolfSSL/Docs-wolfssl-manual-6-callbacks.html
詳細は、wolfSSLマニュアルの[6.3節](https://www.wolfssl.com/documentation/manuals/jp/wolfssl/chapter06.html#_4)を参照してください。

## 機能

Q:どういう場合このセクションが必要ですか?<br>
A:機能を無効にする場合。

適切な定義を使用してwolfSSLをビルドするとき、機能を無効にすることができます。利用可能な定義のリストについては、wolfSSL Manualの第2章を参照してください。

https://www.wolfssl.com/wolfSSL/Docs-wolfssl-manual-2-building-wolfssl.html
適切な定義を使用してwolfSSLをビルドするとき、機能を無効にすることができます。利用可能な定義のリストについては、wolfSSLマニュアルの[2章](https://www.wolfssl.com/documentation/manuals/jp/wolfssl/chapter02.html)を参照してください。
Loading